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年収が下がっても家計が回る3パターン【簡易シミュ付き】
転職で年収が下がるかも。それでも家計が回る方法はあります。コツは、毎月の固定費を先に小さくすること。
本記事では、だれでもできる3つの削り方と、かんたん家計シミュのやり方、やりがちな落とし穴、そして年収を戻す計画まで、順番に説明します。
目次
結論:固定費3つ+可変費少しで「−3〜5万円」を作る
まずはここだけ覚えてください。
- 住居(家賃・ローン)
- 通信(スマホ・ネット)
- 保険(生命・医療・学資)
この固定費3つを見直し、最後に可変費を少し減らします。多くの家庭で、合計−3〜5万円/月は現実的です。
3パターンの代表例
パターン | やること | 期待額/月 |
---|---|---|
A:住居中心 | 賃料交渉・近い物件へ見直し・ローン借換え | −15,000〜−25,000円 |
B:通信+保険 | 格安SIM・回線プラン変更・保険の整理 | −10,000〜−18,000円 |
C:可変費ミックス | 外食を中食へ・サブスク整理・ふるさと納税活用 | −8,000〜−15,000円 |
目安:固定費だけで−2万円台、可変費で−1〜2万円。あわせて−3〜5万円作れれば、年収ダウンでも家計は回りやすくなります。
かんたん家計シミュ(エクセル/Googleシート)
紙でもOKですが、シートが早いです。4つの数字を入れるだけ。
入れる数字(4つ)
- 現状の手取り(毎月)
- 転職後の手取り見込み(毎月)
- 固定費の合計(住居/通信/保険/水道光熱/保育料)
- 可変費の合計(食費/外食/日用品/教育/レジャー)
見たい結果(3つ)
- 手取りの差 = 新手取り − 現在の手取り
- 毎月の残り = 新手取り −(固定費+可変費)
- あと何円削ればOKか =(固定費+可変費) − 新手取り(マイナスなら0)
入力例
現状の手取り | 300,000円 |
新しい手取り | 270,000円 |
固定費の合計 | 185,000円 |
可変費の合計 | 90,000円 |
毎月の残り | -5,000円 |
必要な削減額 | 5,000円 |
判断の目安:必要な削減額が2万円以下→通信・保険・可変費で十分。
3〜5万円→住居も含めて検討。
固定費はこう削る(やる順番)
1)住居
- 賃貸:更新前に家賃交渉(近隣相場を伝える)
- 通勤:職住近接で交通費と時間も削減
- 持ち家:ローン借換え(金利と手数料を比較)
2)通信
- 格安SIMへ(家族でまとめて見直す)
- 光回線のプラン変更(速度と料金のバランス)
- 使っていないクラウド・サブスクを停止
3)保険
- 過不足をチェック(入りすぎはないか)
- 団体割・ネット型・保険料の払い方(年払)で調整
- 学資は「学年の区切り」で見直し
4)最後に可変費を少し
- 外食→中食(週1〜2回の切替)
- サブスク整理(2つ減らすだけでもOK)
- ふるさと納税で食費を実質圧縮
気をつけたい“心理の罠”
- 見栄コスト:高いプランやブランドを“なんとなく”続ける。→1年間だけダウングレードを家族で合意。
- 教育費の先食い:習い事を増やしすぎて固定化。→学年が変わる時に見直す前提で。
- 元の生活バイアス:すぐ戻したくなる。→見直しは1年限定のルールで心理負担を軽く。
年収が下がっても「増える資産」
- 時間:残業や通勤が減れば、家事・育児の時間が増える。
- 健康:睡眠・食事・運動の時間が作れる。
- 家族の安定:送迎・通院・行事に参加しやすい。
これらはお金以外の資産です。次の転職で「働き方を整えた経験」として話せます。
年収を戻す計画(12か月のロードマップ)
- 0〜3か月:固定費の見直し完了/職務経歴を数値で整える
- 3〜6か月:資格・バッジなど即効性のある証明を1つ/副業で月1〜3万円
- 6〜12か月:四半期ごとに情報収集の面談を実施(2社)/上振れ年収の打席を作る
順番は「まず回す → 次に上げる」です。焦らない方が結果が出ます。
付録:固定費チェックリスト(PDF予定)
- 住居:家賃・管理費・駐車場・更新料・火災保険・ローン金利
- 通信:スマホ・回線・端末分割・クラウド・動画/音楽サブスク
- 保険:生命・医療・学資(入りすぎ/足りなさ)
- 公共:電気・ガス・水道(プランと支払い方法)
- 教育:習い事・塾・教材(頻度と満足度)
ダウンロードリンクは後ほど挿入:固定費チェックリストPDF
FAQ
Q. 住宅ローンに影響する?
転職直後の新規借入・借換えはハードルが上がることがあります。可能なら転職前に、または転職後しばらく安定してから検討しましょう。
Q. 児童手当や保育料は変わる?
どちらも所得で決まる仕組みです。年収が下がると保育料が下がる場合があります。自治体の最新ルールを確認して、家計シートに反映してください。
Q. 共働きの分担は?
お金ではなく時間基準で分担を再設計。送迎・家事の担当日を固定すると、ケンカが減ります。
Q. どこまで下げてOK?
必要な削減額が2万円以下:通信・保険・可変費で対応可。
3〜5万円:住居も含めて見直す。
5万円超:社宅・実家近居・職住近接など構造から検討。
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