内定後の条件交渉メール例文|年収・残業・リモート頻度は書面で確約

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内定後の条件交渉メール例文(年収/残業/リモート頻度—書面主義

結論:交渉は「礼儀正しく・具体・書面主義」。本文では、そのまま使えるメール例文時系列の進め方NG表現内定通知書での確約ポイントをまとめます。家族前提(年収維持・残業上限・在宅頻度)の線引きにも対応。


目次

目次


進め方(時系列)

  1. 口頭内定の受領:「ご提案ありがとうございます。大変前向きに検討しております」と温度感を伝える。
  2. 条件の論点を整理年収総額の内訳/残業上限/在宅頻度/職位・役割範囲/入社日を優先度順に。
  3. メールで一次交渉:礼儀+根拠+代替案のセットで依頼。
  4. オンライン面談で詰め:双方誤解を減らす。合意点はその場でメモ化。
  5. 内定通知書(オファーレター)で書面確約:数値・表記ゆれをチェック。
  6. 承諾:合意条件が書面反映されていることを最終確認。
ポイント:「お願い」→「根拠」→「代替案(柔軟性)」→「書面反映の依頼」の順で。感謝と敬意は毎段落に。

メール例文テンプレ(コピペOK)

1) 年収(総額・内訳)の交渉

件名:内定条件の確認とご相談(氏名)

株式会社◯◯ 人事採用ご担当 ◯◯様
いつもお世話になっております。◯◯(氏名)です。

このたびの内定のご連絡、誠にありがとうございます。御社での業務に大変魅力を感じており、前向きに検討しております。

つきましては、年収条件について一点ご相談です。
現職の総額が◯◯万円(基本給◯◯/賞与◯◯/手当◯◯)でして、家計の観点から総額◯◯万円以上を目安としております。
もし可能であれば、基本給の微調整または入社時一時金/サインオンボーナス等でご検討いただけないでしょうか。

なお、職務範囲拡張や目標設定の明確化等、パフォーマンスでお返しする所存です。
合意内容は最終的に内定通知書へ反映いただけますと幸いです。

ご検討のほど、よろしくお願い申し上げます。
◯◯(氏名)/連絡先:◯◯

現職の「総額」と「内訳」を提示し、着地点(総額 or 代替)を用意。

2) 残業上限の明確化

件名:労働時間の運用に関する確認(氏名)

…(挨拶略)…
家庭事情により、残業は月◯◯時間程度を目安としております。繁忙期の上振れ時も含め、部署の平均や運用(みなし残業の有無/超過分の扱い)をご教示いただけますでしょうか。
可能であれば、配属想定部署の実績値を内定通知書に記載、または別紙でご提示いただけますと安心です。
何卒よろしくお願い申し上げます。

3) リモート頻度(在宅日数)の確約

件名:リモートワーク運用の確認(氏名)

…(挨拶略)…
働き方について、週◯日リモート(原則)の運用を想定しております。
部門ポリシー(対象職種/出社日の指定/出張時の扱い)を確認のうえ、内定通知書又は就業条件明示書に運用の記載をご検討いただけますと幸いです。

4) 職位・役割範囲(タイトル)の明確化

件名:職位・職責範囲の明確化のお願い(氏名)

…(挨拶略)…
オファーに記載の職位について、タイトル(例:マネージャー)職責範囲(人数・予算・KPI)の定義をご教示ください。
特に評価軸・次回昇格要件も合わせてご確認可能でしたら、通知書へ反映いただけますと幸いです。

5) 入社日の調整

件名:入社日のご相談(氏名)

…(挨拶略)…
現職の引継ぎスケジュール上、◯月◯日〜◯日の範囲での入社が可能です。
もし御社の事情で早期入社が望ましい場合、有給消化の一部繰越/入社後の短時間勤務等、柔軟に検討いたします。

6) まとめて交渉(年収+働き方)

件名:内定条件の最終確認のお願い(氏名)

…(挨拶略)…
下記3点につき、最終合意の可否をご相談させてください。
1)年収総額◯◯万円以上(基本給調整またはサインオンにて)
2)残業月◯◯時間目安(超過分は法定に基づき支給)
3)リモート週◯日(原則)(部門ポリシー準拠)

可能な範囲で結構ですので、内定通知書または付属資料に反映いただけますと幸いです。
引き続きよろしくお願い申し上げます。

7) 口頭合意→書面反映の依頼

件名:合意事項の書面反映のお願い(氏名)

…(挨拶略)…
先日のお打合せで合意した下記内容につき、内定通知書への反映をご対応いただけますでしょうか。
・年収総額◯◯万円(基本給◯◯/賞与◯◯)
・残業月◯◯時間目安(超過分支給)
・リモート週◯日(原則)
反映後に最終承諾させていただきます。ご多忙のところ恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。

エージェント経由版(短文)

候補者◯◯様の内定条件につき、総額◯◯万円以上(基本給調整orサインオン)、残業月◯◯h目安在宅週◯日の3点が合意条件となります。内定通知書への記載をご検討ください。


Do/Don’t(通る書き方)

Do(通りやすい)

  • 感謝→前向きさ→具体依頼の順。
  • 根拠:現職総額・市場相場・家庭前提(客観)。
  • 代替案:基本給/サインオン/入社後見直し(6か月レビュー)など。
  • 書面主義:合意は内定通知書/就業条件明示書に。

Don’t(避けたい)

  • 「他社はもっと出すので」の恫喝トーン
  • 総額でなく額面断片(基本給だけ)に固執。
  • 口頭合意のまま承諾(後からズレやすい)。

内定通知書で確認すべき項目(チェックリスト)

  • 年収総額:基本給/賞与回数・算定方法/各種手当/みなし残業の有無・時間数。
  • 残業運用:超過分支給の有無/深夜・休日割増の扱い。
  • 勤務地・在宅:就業場所、リモート週◯日(原則)などの運用明記。
  • 職位・職責:タイトル、人数・予算・KPI、評価タイミング/昇格条件。
  • 入社日:試用期間の長さ・待遇差の有無。
  • 付帯条項:競業避止、固定残業の上限、転勤の取扱い。
注意:求人票や面談時の口頭説明は参考。契約上の効力は通知書・契約書の記載が基準。

FAQ(よくある質問)

Q. どのタイミングで交渉する?

口頭内定の直後〜書面発行前が基本。書面発行後でも「書面修正のお願い」でOK。

Q. いくらまで上げてと言っていい?

現職総額+5〜10%が現実的な目安。根拠を添えて総額で示しましょう。

Q. 在宅はどこまで確約できる?

「原則週◯日」「部門ポリシーに準拠」など、文言レベルで通知書に反映依頼を。

Q. 断る場合の文面は?

感謝→不一致の理由(総額/働き方)→再提案があれば検討、の順で簡潔に。


※本記事は一般ガイドです。最終判断は各社の就業条件・契約書の記載に基づきご対応ください。

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ヒロパパ
転職レベルアップ編集部

公務員→ライン工→商社営業→IT営業→外資系と30代で複数回の転職を経験。家庭持ちでもキャリアを変えられる実体験をもとに、再現性のある転職ノウハウを発信しています。

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