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営業からIT営業へ ― 僕の転職ストーリー|30代転職体験談
「ITって自分とは無縁」──そう思っていた僕が、家族と暮らしを崩さずに
“道具に強い営業(IT営業)”へ寄せた話です。
結論:いけます。しかも“今の経験”を土台に、小さく始めて確実に進むやり方で。
目次
僕のスタート地点(特別じゃないです)
- 30代・既婚・子どもあり(夜は面談を詰め込めない)
- 経歴:公務員 → ライン工 → 商社営業 → IT営業
- 家族ルール:転勤なし/残業は月20h目安/在宅は相談
要するに「普通の生活を守りながら、仕事の“軸”を少しずつIT側へ寄せた」だけ。
なぜできた?(3つの“ズラし”)
- 商品をズラす:“モノ”から“道具(SaaS/クラウド)”へ。売る流れは同じでも、知識が貯金になる
- 言葉をズラす:専門書ではなく10語だけ。会話が止まらなければOK
- 段取りをズラす:面談や条件は先に枠を決める。家族前提で無理をしない
“大ジャンプ”ではなく“半歩の積み重ね”。これが30代でもワクワクを失わずに進めた理由でした。
ビフォー / アフター(イメージ)
- Before:価格・納期の調整で一日が溶ける → 四半期ごとにリセット感
- After:課題を“道具”で解決 → 導入・定着の知識が次の案件に活きる
日々の数字は追い続けつつ、知識が積み上がる実感が増えたのが一番のご褒美でした。
今日できる“最初の半歩”
- 数字を3行にする(率 × 分母 × 期間)
- 粗利率 +1.8pt(重点15社/半期)
- 納期遅延 -27%(月95件/3か月)
- 見積→発注リードタイム -2営業日(四半期平均)
- 用語を10語だけ覚える(“説明できる一言”つき)
クラウド/VPN/IAM/SSO/OAuth/Webhook/API/PoC/オンプレ/冗長化
例:API=「システム同士の窓口」 - 面談ルールを先に置く(家族前提)
- 残業:月◯◯hまで
- 転勤:不可(短期出張は可)
- 働き方:在宅頻度/フレックスの有無
口頭→メールで文面化。小さな“紙文化”が後悔を減らします。
はじめての“小さなIT案件”で起きたこと
社内の問い合わせ対応をクラウドへ。小さめ案件でも、進め方は立派にIT営業でした。
- 課題→要件→提案→導入→定着の順で固定
- 議事録で「誰が/いつ/何を」を固める(抜けはここで止める)
- スコープ(SOW)を1枚化 → 合意がブレない
- 導入の実績は「切替日数」「2週後の利用率」で数値化
終わってみたら、メールは一言で十分でした:
Thanks, users started to adopt faster than expected.
この一言が次の信用になる。ここでワクワクがグッと増えました。
つまずきやすい所は、こう避けた
- “かっこいい要約”だけ:数字の3行を先頭に置く
- 用語を詰め込む:まず10語。増やすのは案件に入ってから
- 条件の後出し:初回で宣言→書面に残す
- 面談詰め込み:週2件上限(継続できるペースが最速)
30秒Q&A(不安の正体を小さくする)
- 英語が心配 → 「要点・依頼・期限」の短文でOK。
例:Could you confirm the scope by Thursday? - 未経験だけど大丈夫? → 営業の型は同じ。道具に強くなるだけ
- 家庭の時間は? → 面談週2件+家族カレンダー先入れで守れる
在職のまま回す“やさしい時間割”
| 曜日 | 時間 | やること |
|---|---|---|
| 火 | 21:00–22:00 | 職務要約の更新(数字3行の磨き) |
| 木 | 21:00–22:30 | 求人チェック/面談仮押さえ(最大2件) |
| 土 | 08:00–09:00 | 議事録テンプレ/SOWのひな形を整備 |
“あとで時間を作る”は難しい。先に小さな枠を置くのがコツです。
職務要約テンプレ(400–600字|コピペOK)
【会社/業界】___/【役割】___/【担当領域】___。
【強み】__(数字)/【強み】__(数字)。
直近は【主要実績】__(率×分母×期間)。
今後は【提供価値】__を活かし、【狙うポジション】__で成果を出す。
まとめ|“半歩”を並べると、景色が変わる
- 数字の芯:率×分母×期間の3行を作る
- 言葉の芯:10語から始める(説明できれば十分)
- 段取りの芯:家族前提のルールを先に書面で
大ジャンプはいりません。半歩の設計で、仕事は面白くなる。
「ITは遠い」ではなく、「今の自分に道具を足す」。その感覚で一歩ずついきましょう。

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