公務員から外資系へ転職した僕のリアル|30代・家庭持ちの挑戦記

在職OK|家族優先|読了目安 6分

「公務員から外資系って、本当にいける?」
僕も同じところからスタートしました。
結論、いけます。ただし、段階を分けることと準備の型は必須です。

自己紹介(30秒)
30代・2児の父。公務員 → ライン工 → 商社営業 → IT → 外資と一歩ずつ。
在職のまま、家族と相談しつつ、“隣のマスへ1歩ずつ”進めるやり方で現実にしました。

不安は山ほどあります。給料は? 時間は? 家族は? 英語面接は?
でも、順番を決めて言葉と数字の型を持つだけで、ちゃんと前に進めます。
今日はその順番を、そのまま置いていきます。

この記事でわかること

  • いきなり外資に飛ばない。公務員→民間→IT→外資の“隣のマス作戦”で成功率アップ
  • 職務要約の型(400–600字)実績の書き方(率×分母×期間)
  • 在職のままの時間割と、面談は週2件までの比較ルール
  • 外資面接はSTAR×数字。完璧な英語より、構造と結果

先に約束:このページは“今日から動ける順番”で並べています。
迷わないよう各所に行動ボタンあり。読み終えたら、まずひとつだけ押してみてください。


読み方のコツ
時間がない人はSTEP0 → STEP1 → STEP3だけでOK。
書類で詰まる人はSTEP2へ。どのSTEPにも“行動ボタン”あり。

先出しの結論
外資は射程内。ただし、段階設計+数字の型+在職進行で、安全に速く取りに行く。

目次

STEP0|前提づくり(家族・お金・時間割)

目的:在職のまま走り切るために「合意・お金・時間」を先に固める。ここがカチッとすると、後の判断が速くなります。

① 家族合意(10分ミーティング×2回)

  • まず確認:勤務地/転勤の可否/残業上限(例:月20h)/在宅頻度
  • 優先順位:例)年収 > 勤務地 > 時間 のように1〜3位で合意
  • 宣言文テンプレ:在職のまま進める/面談は週2件まで/家族行事は最優先

② お金(生活防衛資金+転職費用)

生活防衛資金:固定費×6か月が目安。
例)固定費22万円 → 132万円を別口座でキープ。

  • 転職費用の目安:面談交通・PC周辺・証明写真・資格更新で3〜5万円
  • やらない:内定前の退職/口頭内定だけで住居更新

③ 時間割(在職でも無理なく回す)

平日夜90分×週2土曜朝60分を固定。面談は週2件までに制限して家庭を守る。

曜日時間やること
21:00–22:30職務要約(400–600字)更新/数字整備
21:00–22:30求人チェック → 面談予約(最大2件)
08:00–09:00家族合意の見直し/提案の書面比較

NG:面談詰め込み/条件の後出し/口頭合意オンリー。
OK:週2件まで+初回で制約宣言+条件は書面で確認。

STEP1|「隣のマス」に動く(いきなり外資は飛ばない)

結論:外資へは1マスずつ。直線ではなく、階段で寄せます。まずは「職域が近い民間」→「ITなど専門領域」→「外資」の順。

現在地隣のマス(1歩目)次のマス(2歩目)ゴール(3歩目)
公務員(事務) 民間バックオフィス(総務/人事) IT/コンサルの業務改善 外資バックオフィス/HR
公務員(技術) メーカー/商社の技術営業 ITプリセールス/導入PM 外資SaaS/テックセールス
公務員(企画) 民間の事業/営業企画 データ/プロダクト企画 外資BizDev/PMM
  • 民間で汎用スキル:交渉/数字管理/KPI運用
  • ITで専門+英語:提案〜導入の流れ/業界用語/ドキュメント英語
  • 外資で成果主義:STAR×数字で面接突破

レジュメは「実績=率×分母×期間」
例:前年比120%(売上1.5億/12か月)新規10社(平均単価500万円)工数-30%(案件50本/四半期)

ミニ診断:英語/IT/数字のうち、今の強み1つを軸に隣のマスを選ぶ。
英語△なら→民間で数字経験→次にIT用語。英語○なら→IT寄りに寄港してから外資。

NG:外資だけ大量応募/面談詰め込み/希望の後出し。
回避:母艦+相棒+上振れの2〜3社に限定→週2件面談→初回で制約(年収下限/勤務地/残業)を宣言。


STEP2|書類は“初心者向けの型”でつくる

結論:職務要約400–600字」+「業務と実績を分ける」+「実績は数字」。この3点で一気に通りやすくなります。

① 職務要約(400–600字)の型

テンプレ:
【業界/会社】____/【役割】____/【担当領域】____。
【強み1】____(根拠の数字)/【強み2】____(根拠の数字)。
直近は【主要実績A】____(率×分母×期間)。
今後は【志向/提供価値】____を活かし、【狙うポジション】____で成果を出す。

② 「業務」と「実績」を分ける

  1. 業務(What):担当範囲と役割。動詞多めでもOK。
  2. 実績(Result):数字で“どれだけ”改善したか。

③ 実績=率×分母×期間(1行フォーマット)

  • 売上/粗利:前年比+20%1.5億円12か月
  • 新規開拓:10社獲得(平均単価500万円四半期
  • 効率化:工数-30%50案件3か月
  • 維持率:継続95%既存30社1年

コピペ用(実績1行×3)
・【KPI名】____を◯◯%改善(分母__、期間__
・【成果名】____を__件達成(平均単価__円、期間__
・【効率化】____を-◯◯%(対象__、期間__

NG:「頑張りました/信頼されていました」
OK:「既存30社の維持率95%・新規5社、売上120%12か月)」

チェック(30秒)

  • 要約は400–600字になっているか
  • 業務と実績を別見出しにしたか
  • 実績を率×分母×期間で統一したか

STEP3|在職のまま 面談→比較→最短で意思決定

面談を増やしすぎると家庭が崩れます。
週2件までに絞って、提案は書面で比較(年収総額/残業/勤務地/在宅)。

  • 初回で制約を宣言:年収下限/転勤NG/残業上限/在宅頻度
  • 合わない提案は定型で辞退:角を立てずに次へ
  • 内定条件は必ず書面化:口頭だけはNG

英語面接は「STAR×数字」で通す(外資向け)

STAR(Situation→Task→Action→Result)で話を組み立て、最後は数字で締める(売上/粗利/工数/期間/満足度)。
英語は完璧じゃなくてOK。要点→依頼→期限を短く。

  • 冒頭1分のスクリプト(自己紹介+志望理由)を用意
  • 不明点は要約確認:Let me confirm...
  • 成果は数値で:“by 20% YoY on 1.5B JPY revenue”

よくある失敗と回避策

  • いきなり外資へ大ジャンプ:→ 隣のマスで射程を縮める(民間→IT→外資)
  • 面談を詰め込み過ぎ:→ 週2件上限+書面比較で効率化
  • 条件の後出し:→ 初回面談で制約を宣言、内定通知書で確約

まとめ|30代・家庭持ちでも外資は射程内

  • 段階設計で“隣のマス”を踏む
  • 書類の型(職務要約+実績は数字)で評価の土台を作る
  • 在職のまま面談は絞り、書面主義で安全に進める

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ヒロパパ
転職レベルアップ編集部

公務員→ライン工→商社営業→IT営業→外資系と30代で複数回の転職を経験。家庭持ちでもキャリアを変えられる実体験をもとに、再現性のある転職ノウハウを発信しています。

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