転職時に源泉徴収票が届かないときは?前職への依頼文と年末調整の確認手順

源泉徴収票の到着状況を確認する封筒と書類

前職の源泉徴収票が届かないときは、前職への交付時期の確認と、転職先の提出期限の確認を並行しましょう。中途退職者への交付期限は退職後1か月です。人事ポータル・メール・郵送先を確認し、まだ交付されていなければ前職の給与担当へ依頼します。期限を過ぎても未交付なら、税務署の届出手続きを確認できます。

目次

先に結論|この順番で確認する

  1. 退職日と、退職後1か月が過ぎたかを確認する
  2. 人事ポータル、メール、郵送先住所を確認する
  3. 前職へ交付時期をメールで問い合わせる
  4. 期限後も未交付なら、税務署の手続きを確認する

同時に、転職先の給与担当へ提出期限を聞いておくと安心です。

先に連絡する相手は、書類の状態と提出期限で決める

編集部の整理例:退職からまだ日が浅く、転職先の提出期限にも余裕があるなら、交付方法と予定日を前職へ確認します。電子交付の案内が見つかれば、郵便を待ち続けずに済みます。

転職先の締切が近い場合は、前職の返事を待ってから新しい会社へ連絡する必要はありません。「未着で依頼中」と先に共有し、提出期限と後日提出の扱いを聞くことで、次に必要な手続きを決められます。

一度受け取って紛失した場合は、未交付とは別に再発行を依頼します。問い合わせには退職日・在籍部署・必要な年分をまとめ、書類名を「給与所得の源泉徴収票」と明確にしましょう。

前職への依頼文を見る

源泉徴収票は何のために必要?

この記事で扱うのは、前職から受け取る「給与所得の源泉徴収票」です。その年に前職から支払われた給与、源泉徴収された所得税、社会保険料などを確認するために使います。

年の途中で転職し、年末まで新しい会社で働く場合、転職先は前職分を含めて年末調整することがあります。国税庁は、前職の給与や税額などを源泉徴収票で確認すると案内しています。

退職金に関する「退職所得の源泉徴収票」は別の書類です。書類名が似ているので、前職へ依頼するときは「給与所得の源泉徴収票」と伝えます。

いつ届く?退職後1か月が目安

国税庁によると、中途退職者の給与所得の源泉徴収票は、退職後1か月以内に交付する必要があります。退職して数日なら、会社側の給与確定や郵送手続き中の場合があります。

  • 退職後1か月以内:交付方法と発送予定日を確認する
  • 1か月を過ぎた:前職へ再度依頼し、やり取りを保存する
  • 年末調整が近い:転職先へ未着であることと対応中であることを伝える

届かないときの5分チェック

  • 退職後に住所が変わっていないか
  • 前職の人事ポータルで電子交付されていないか
  • 退職時の案内メールに発行予定日がないか
  • 迷惑メールやダウンロード通知を見落としていないか
  • 給与所得と退職所得の書類を取り違えていないか

電子交付か郵送か分からない場合は、問い合わせの最初に確認します。退職時の書類全体は退職交渉と引き継ぎの確認手順も参考にしてください。

前職へ送る依頼メール例文

件名:給与所得の源泉徴収票の交付時期について

〇〇部の〇〇です。〇月〇日付で退職しました。給与所得の源泉徴収票について、交付方法と発送予定日をご確認いただけますでしょうか。

郵送の場合の送付先は、以下の住所で相違ありません。
〒000-0000
住所
氏名

転職先での提出期限が〇月〇日のため、難しい場合は交付予定日だけでもご連絡いただけますと助かります。お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

社員番号、在籍部署、退職日が分かると、前職側で確認しやすくなります。急ぎでも「すぐ送ってください」ではなく、提出期限と必要な理由を簡潔に伝えましょう。

「未交付」と「紛失」は手続きが違う

状況最初の連絡先対応
まだ一度も交付されていない前職の人事・給与担当交付を依頼し、期限後も未交付なら税務署の届出を確認
受け取ったが紛失した前職の人事・給与担当再発行を依頼する
電子交付の場所が分からない前職の人事・システム窓口閲覧方法・期限・再通知を確認する

国税庁の「源泉徴収票不交付の届出手続」は、交付されていない人向けです。いったん受け取って紛失した場合の再発行には使いません。

1か月を過ぎても交付されない場合

まず前職へ交付を求め、依頼したことが分かるメールや書面を保存します。それでも交付されない場合は、国税庁の案内を確認し、住所地を所轄する税務署へ相談します。

不交付の届出では、給与明細の写しがある場合は添付し、前職へ交付を求めたことが分かる書類なども用意します。提出前に、税務署へ必要書類と提出方法を確認すると進めやすくなります。

転職先の年末調整が近いとき

源泉徴収票が届くまで黙って待たず、転職先の給与担当へ次の3点を伝えます。

  • 前職の退職日
  • 源泉徴収票を依頼中であること
  • 前職から案内された交付予定日

前職分を確認できないと、新しい会社で年末調整を進められない場合があります。その場合の対応や、自分で確定申告が必要になるかは状況で変わるため、転職先の給与担当と税務署へ確認してください。

退職後のお金・書類をまとめて確認

今日やること|退職日と提出期限を書く

カレンダーに「退職日から1か月の日付」と「転職先の提出期限」を書きます。前職へ問い合わせる場合は、上の例文へ退職日・住所・希望期限を入れて送信しましょう。


公式情報・確認日

確認日:2026年8月28日。税務の取扱いは個別状況で異なる場合があります。判断に迷う場合は、勤務先の給与担当または所轄税務署へご確認ください。

依頼を送ったら、提出までの予定をそろえる

前職へ依頼した日と、返事にあった交付予定日を残しておきましょう。まだ届いていなくても、転職先の締切と後日提出の扱いは先に確認できます。

1. 転職先での年末調整を確認する

書類の交付と税額の精算は別の段階です。転職先へ提出できる見込みを伝え、会社で対応できる範囲を確認しましょう。

転職した年の年末調整の確認手順を読む →

2. ほかの入社書類も提出状況を残す

源泉徴収票の到着を待つ間に、会社から求められた書類を「提出済み」「準備中」「確認待ち」に分けると、次にすることが分かります。

入社書類のチェックリストを見る →

次の仕事探しも進めている方へ

求人選びや応募準備の相談先が必要なら、希望職種・勤務地・受けたい支援から転職サービスを比較できます。源泉徴収票の交付依頼や税の手続きとは分けて考えましょう。

仕事探しで受けたい支援を比較する →

書類の交付は前職、提出方法は転職先、税の判断は税務署などへ確認してください。この手続きのために転職サービスへ登録する必要はありません。全体の順番は転職ロードマップで確認できます。

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この記事の執筆・編集

転職レベルアップ編集部
転職レベルアップ編集部
編集責任者|30代・二児の父

編集責任者の転職経験と、官公庁・各サービスの公式情報をもとに、家族との話し合い、家計、時間、条件確認まで、実践しやすい手順へ整理して届けます。

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