保育園は年末年始の休みに入るのに、自分の仕事は続く。そんなときは、園が休む日と仕事のある日を重ね、預け先の申込期限と会社のシフト締切を先に確かめましょう。勤務予定が決まるまで待つと、預け先への申込みが間に合わないこともあります。
この記事は、普段は保育園等を利用して働いている家庭が、年末年始の預け先と勤務を調整するための確認メモです。感染症による突然の休園や、新規入園の申込みとは分けて考えます。
最初にすること
- 園の休園日と、家族それぞれの出勤予定を一つのカレンダーに書く。
- 世話をする人が決まっていない日を拾い、自治体・施設へ利用条件と申込期限を聞く。
- 会社へ休暇や勤務調整を申し出る。預け先の返答待ちも、未確定のまま共有する。
預け先の申込確認と会社への相談は、並行して進めてかまいません。返事が来たら、家庭の予定表も更新します。
まず「園が休みで、仕事がある日」を拾う
会社の年末年始休業と、子どもの保育施設の休園日は、同じとは限りません。園からの年間予定やお知らせで、最終登園日・年始の開始日・開所時間を確認してください。昨年の予定をそのまま使わず、今年の案内を見ます。
自分と、分担できる家族の予定を並べます。勤務が未確定なら「休み」と埋めず、回答待ちと書いておきましょう。ひとりで子育てしている場合や、家族に頼めない場合は、その前提で自治体と会社に相談します。
| 確認する項目 | 書き留めること |
|---|---|
| 保育施設 | 休園日、最終日・開始日の開所時間 |
| 仕事 | 出勤日、始業・終業、通勤を含めて家を空ける時間 |
| 子どもの世話 | 担当できる人と時間、頼めない日、未確定の予定 |
| 締切 | 預け先の申込日、会社のシフト提出日、結果が分かる日 |
| 予備の対応 | 預け先が決まらない場合に会社へ再相談する日 |
休日数だけでは、休みが合うか判断できません。年間を通じた見方は、会社の休日と家族の予定を重ねる確認方法で整理できます。
休日保育は、年末年始の実施日まで確かめる
自治体の「休日保育」「年末保育」「休日の一時保育」を調べます。ただし、名称だけで年末年始も利用できるとは判断できません。対象年齢や居住地、普段利用している施設、就労状況などの条件もあります。
たとえば横浜市は、年末年始も休日保育等の対象日として案内していますが、実施日は施設ごとに異なるため、施設への確認が必要です。初回利用では登録や面談などの準備があり、申込みだけで利用決定にはなりません。「休日保育」と「休日の一時保育」は対象や費用が異なり、休日保育には原則として、平日に普段の施設を休む代替休日も必要です。出典:横浜市「休日保育・休日の一時保育のご案内」。
一方、世田谷区の2026年2月作成の案内では、年末保育は12月29日・30日で、12月31日〜1月3日は利用日から除かれています。区内在住等、就労状況、普段利用する施設などの対象条件を満たす世帯向けで、就労以外の理由では利用できません。一部の園は年末保育を実施しないため、利用条件と実施園も確認してください。地域の例であり、全国共通の日程ではありません。出典:世田谷区「休日・年末保育のご案内」(PDF)。
問い合わせでは、空きだけでなく申込みの手順を聞く
- 必要な日と時間に実施しているか。子どもの年齢・利用状況が対象になるか。
- 初回登録や面談、会社が作成する書類は必要か。
- 申込期限、利用決定の連絡日、キャンセル待ちの扱いはどうなっているか。
- 保育料のほか、食事・延長・キャンセルに費用がかかるか。普段の園を休む代替休日は必要か。
- 送迎する人の登録、持ち物、体調不良時の受入条件は何か。
普段の園より遠い場合は、送迎を含めて仕事に間に合うかも見ます。「預けられる時間」と「働ける時間」は同じではありません。利用決定前の申込みやキャンセル待ちは、予定表でも確定扱いにしないでください。
会社には、必要な日と相談したい方法を分けて伝える
シフト勤務なら、まず希望休の締切と確定日を確かめます。年次有給休暇を使う場合は、残日数・社内の申請方法を確認し、必要な日を指定して申し出ます。希望休の調整と有休の請求は、別の手続きとして扱いましょう。
有休は原則として労働者が請求した時季に与える制度です。ただし、事業の正常な運営を妨げる場合には、会社による時季変更が認められることがあります。年末に業務や休暇希望が集中する場合も、業務内容や代わりの人を配置できるかなどに応じた個別の判断になります。「繁忙期は一律に使えない」と決めつけず、必要な日を具体的に申し出ます。出典:厚生労働省「労働条件・職場環境に関するルール」、年次有給休暇と時季変更の考え方。
勤務時間の変更や会社独自の特別休暇も候補ですが、使えるかどうか、有給か無給かは勤務先に確認します。在宅勤務も、子どもの世話をしながら通常どおり働ける前提にはせず、勤務時間中の世話を誰が担当するかと合わせて相談してください。
上司へ相談するときの文面
年末年始の保育園休園に伴い、〇月〇日〜〇日のうち、〇日は子どもの預け先がまだ決まっていません。〇日は年次有給休暇を取得したく、申請します。別の〇日については勤務時間の調整を相談したいです。預け先の結果は〇日に分かる予定のため、その日に改めて状況をご連絡します。
自分の状況に合う部分だけ使ってください。結果が分かる日も未確認なら、確定しているようには書かず、いつまでに確認して連絡するかを伝えます。シフトの調整については、希望休の締切・確定日・変更方法を聞く質問も参考になります。
予定された休園と、子の看護等休暇は分けて考える
法律上の子の看護等休暇は、小学3年生修了までの子について、病気・けがの看護、予防接種や健診、感染症による学級閉鎖等への対応、入園式・卒園式・入学式への参列を対象としています。園の年間予定にある通常の年末年始休園だけでは、法定の取得事由に当たりません。病気・けがや、感染症による臨時休園が重なった場合は別に判断します。会社独自に対象を広げた休暇があるか、休暇中の給与が支払われるかは、社内規程で確認してください。出典:厚生労働省「子の看護等休暇」、休暇中の給与の扱いに関するQ&A。
転職して間もない場合は、入社直後に使える休暇の確認順を見て、会社の制度と自分の付与状況を確かめておきましょう。
家族とは、担当する日だけでなく費用と交代条件も決める
「その日は何とかする」で終わらせず、朝の準備、預け先への送迎、帰宅までの世話を分けます。祖父母などに頼めそうでも、本人の予定と引き受けられる時間を確認してから決めてください。
休暇に伴う収入への影響、保育料、交通費を並べると、どの方法が続けやすいか話しやすくなります。安さだけで決めず、子どもが初めての場所で過ごす負担や、家族の休息も考えます。
- 誰が何時から何時まで担当するか。
- 予定変更や子どもの発熱があったら、誰が最初に会社へ連絡するか。
- 預け先が決まらない場合、いつ会社や自治体へ再相談するか。
- 予約が不要になったら、誰が期限内にキャンセルするか。
不確定なままの項目が多いときは、家族で働き方の条件を整理するメモを使い、「決定」「回答待ち」「別案が必要」に分けておきましょう。
今回の年末を乗り切ることと、来年の働き方を分ける
休暇と預け先で今回の調整ができるなら、それを理由に転職を急ぐ必要はありません。まずは決まった予定を会社と家族で共有し、無理のない形で年末を迎えることを優先します。
一方、長期休みのたびに同じ問題が起き、休暇・シフト・家族の分担を見直しても続けにくいなら、来年の勤務条件を考える材料になります。「土日休み」だけでなく、年末年始の出勤、希望休の運用、勤務地と送迎時間まで条件に書き出してください。
勤務条件に合う求人を、誰かと整理したいとき
求人票だけでは年末年始の勤務や希望休の運用を判断できず、相談しながら条件を整理したい場合は、相談先の違いを比べてください。今の勤務先で調整できる人や、転職するかまだ決めていない人に登録を急がせるものではありません。
遷移先の比較記事には広告を含みます。対応する職種・地域・支援内容を確認し、条件が合う場合だけ個別サービスを検討してください。
今日の一歩は、世話をする人が決まっていない日を一つ見つけること。その日の預け先の申込期限と、会社への連絡先を確かめましょう。
出典・確認日
制度と自治体の案内は2026年11月2日に確認しました。自治体の例を全国共通の条件にはしていません。利用日・対象・費用・受付状況は、お住まいの自治体と利用する施設の最新案内で確認してください。勤務や家族の予定の整理方法は、転職レベルアップ編集部の提案です。

